■腕シールド製作
ズゴックにシールド付けるとして最初に考えたのは、フルスクラッチの曲面を活かしたカニをイメージさせる大きな盾だったのですが、ヒートプレスで型をだしたり、もしくは、パテ成型になるのか?どちらにしてもかなり難易度が高い製作になることは確かで、デザイン的には映画「エイリアン」に出てきた有機体ぽい感じになるのかと思っていたのですが、ふと目の前を見ると先日気まぐれに組み立てたHgジェスタのシールドが目に留まりました、こちらは直線的なデザインですが、おもしろい形状をしています、当初考えていた曲面主体のデザインとは異なりますが、中々よさげでジェスタには悪いのですがさっそくばらしてズゴックの腕にあててみます、なんか行けそうです。
余分なモールドやパーツを切り離しさらに追加パーツで面白いものが出来そうです、先ほどまで考えていた曲面主体の有機体デザインはこの時点で遥かかなたに飛んで行きました。
さらにズゴックの余りパーツ爪を合わせて見ると、凶暴な雰囲気が出てきて、私的にはますますグッドな気がしてきました。
さっそく本来はミサイルランチャー(?)が付く部分を切り落とし追加の爪が入る様にします、さらに後ろ半分に段落ちモールドを削りだし、波板パネルを貼ってシールド全体のギザギザ感を高めようと思います。
一応切り離しや削りだしが終わったので、ざっくり組んでみます、この時点で爪はMgズゴックの余り爪は前に使用し、同じく後ろの爪はRgシャア専用ズゴックの余りの爪にしてみました、Rgの爪の方が何か出来がやはり良いみたいです。
でっ、せっかく爪を付けるんだったらスペースもあることだし爪が稼働するギミックを入れる事にしました、そこまで必要なのかはあまり深く考えずに、爪が前後して折れ曲がるようにしたのです。
外装にデコ盛りします、補強版や先端の爪状のデコレーションです。プラ板でさっくり作ってしまいます。
これにスジ彫りを入れたり、厚めの装甲にテーパーを削りだして少しばかり手を加え、さらに波板プラ板を段落ちモールドにはめ込んでいます。
外装の製作と並行して爪の可動ギミックボックスを作っています、スムーズに動きつつ決め位置で穴を小さくして止まるように加工しています。
ここいらでザックリ完成なので軽くサフを吹いておきましたですが、写真でサフを剥がして白く写っているのは、全体のバランスから後付けした追加のパーツですこれが有ると無いとで、印象がだいぶ違うようです。
可動ギミックの爪を組み込んで、キットの腕装甲部分に取り付けてみます。
直線を主体にしたデザインですが、それ程違和感は無いように感じますがどんなもんでしょうか?シールドとしてはそれなりにアリだと思うんですが、まるっこいズゴックさんには少しばかり時代的に先を行ったシールドかも知れません。
キットに付いている4本の爪とさらにシールドから出る2本の予備爪(?)これで防御力と攻撃力の両方が上がってテストで好結果を出せるのではないでしょうか?本当のところ量産(?)されたズゴックEでは腕カバーが延長され同じ位の長さながら防御力のみに変更されているので、やはり重すぎてイマイチだったのでしょう。てなことを妄想しつつ、全体の調整作業に入ろうかと思っています。
次回は部分塗装と全体の合体仮組を考えています。