■メタルの塗りわけ

腕および足カバー部分

腕と足の外側のカバー部分に、今回の塗装の中で一番明るいメタルシルバーを吹きこれに、細かい色を載せてパネルごとの微妙な色違いを出します。メタルシルバーは今回初めて使用したのですが、粒子も細かく乾燥後の仕上がりは、驚くくらいきれいです、これなら航空機モデルに使用してパネルごとの塗りわけをしたらかなりグレードの高い仕上がりになりそうです。

パネルごとのマスキング

通常のマスキングテープと細いマスキングテープさらに曲線専用のテープと3種類を使ってマスキングしています、ガンプラではこんなに細かくマスキングすることはほとんど無いんじゃないかと思いますが、オリジナルのフルメタリック塗装なので仕方ありません、別段シルバーメタルだけでも良いのかも知れませんが、今回は塗装に手間隙かけると決めているので、チマチマやっています。

メタルシルバー塗りわけ後

ガンメタルとシルバーグレイを方向を変えてすこしづつ吹いて濃淡を付け、さらにタミヤのウェザリングマスターのメタリックでところどころ塗って光かたの違いをつけたのですが、微妙すぎて余り効果か出ていません、写真でも違いは解らないと思います。それでもパーツを組み合わせると新品の機械類のようで、なかなかのもんです。マスキングの苦労が報われた気がして少しうれしいです。それでも最終的にはかなり使い込まれた感じにするために、汚しやサビ、泥と使用感丸出しのウェザリングで見る影もなくなるんですけど、今のうちだけ眺めて楽しみましょう。

パーツ組み込み

さらにパーツを組み込んでみます、黒鉄色と合わせるとくっきりした明暗差でシルバーメタルがさらに引き立ちます、って目立っちゃだめなんだけど、まぁハードなウェザリングまでの短い間なんだけど、この時点でアクセントにアルミテープを細く切ってさらに張り付けてあります。すべてのウェザリングが終わったあとで、アルミテープの部分をシンナーでほんの少し拭いてアルミの地肌を出して金属感を演出する予定です。

塗り終えた各部分

まだ塗らねければならないパーツはかなりあるんですが、取りあえず終わった部分を並べて完成時のイメージを見てみます。この感じからすると先に作ったHGサイズのタイタスタイプSとはだいぶ違った仕上がりになりそうです、HGはガンプラアニメーションの中でかなり引いた小さい画像になるので、固定ポーズで動きの早いシーンに使用するのでそれ程細かいデディールは必要ないしその分このMGサイズにかんしては、アップ用なので多少、完成イメージに差があっても問題はありませんし、アップで使い込まれたモビルスーツであることがはっきりする事が大切なのです。それでも、ここまで塗装してみると新品の機械らしさは、ほんと捨てがたい物があります。なんっても美しいんです、ディスプレイするだけならこの新品のガンダムの方が個人的には好きなんですが、完成した後のアニメがメインなのでしかたありません。それでもこのタイタスタイプSに率いられる通常のタイタス軍団はフルメタルの光り輝く新品達にするので、そこで納得しましょう。さらに塗装は進みますが、その前にデカールを少し貼り付けようと思います。そこらへんの事情は次回、報告します。

タイタスタイプS製作#13に続く