■ダメージ塗装

汚しを掛ける前に、部分的にダメージを与えます。このガンプラタイタスは格闘戦専門なので、あちこち擦り傷や打撃痕が多数あります、かといっておおげさな傷は控えたいと思っています、一番大きな傷は頭部のセンサーアンテナ破壊およびひさしから目の部分です、ここはザックリカッターで削り取ってしまいましたし、後はヤスリ作業です。

やすり掛け

せっかく塗装したものですがやすりを掛けて擦り傷を表現します。最初にやすりを掛けるときはさすがに躊躇しましたが、一端掛け始めると面白くなってどんどん削ってしまいます。地肌が見えるくらいにまで深く削ってますが、最後にシルバーを流し込もうと思っていますのであまり気にしていません。

削り終わり

全体にむらなくヤスリを入れてます。使用したヤスリはこの超荒目の平ヤスリです。豪快に面白かったです。何に付け一生懸命作った物を壊すというのは何かワクワクします、これってヤバイ性格なんでしょうか?

ウェザリング終了

ヤスリ掛けをした上から、タミヤのウェザリングマスターで汚しを掛けます、サビ、オイル、ススの順にかけてヤスリで出来た傷にも塗りこみます。これに1回目のつや消しコートをかけ定着したところで今度はエナメルのつや消し黒にダークブラウンを混ぜた墨入れ用の塗料を作りこれを筋彫りや所々の表面にウォシュイングなどして徹底的に汚して行きます。この際、物理的な摩擦や衝撃が多い部分、拳とか肩、ヒザには特に多めに入れています、これが陸上であれば、靴や足に泥やほこりが大量に付着するんですが、何しろ海底で水の中ということで、ほとんど泥汚れが付きません、ウェザリングってたとえば戦車なんかの泥汚れ再現なんかは、かなりはまる世界なんで、今回は少し残念です。

ウェザリング確認の仮組み状態

おおまかなウェザリングも終了したので1度全体を組み上げて様子見です。使い込まれた金属の感じが出せたと思いますが、どうでしょうか?本人的にはそれでも汚いと思う寸前に仕上げたつもりなんですが、廃車になって放置された蒸気機関車のイメージっぽいガンダムということで、決めました後は胸の部分の塗装を残すのみとなりました。でももう少しチッピングなどしたいと思っています。ウェザリングってやり始めると際限なくやってしまう恐ろしいところがあるので適当に終了しなければと思ってはいるんですけど。

最終仕上げ、製作#15に続きます。