前回のテスト塗装で方向性は見えたので、それに沿って一気に全体を塗装してしまいます。といっても使う色はシルバー系のみなので、あれこれ悩まずに済みます、それでは開始です。

■ガンプラ塗装 #2 準備と部分塗装

使用した塗料

シルバー系だけで仕上げる予定ですので、基本スプレー缶で塗って行ってしまいます。用意したのは、ライトガンメタル、ガンメタル、メタリックグレイ、メタルシルバー、黒鉄色、スモークで、後はメタリックのガンダムマーカー、それに流し込み黒と茶です。ベースとなるのは、ライトガンメタルでこれを基本に濃くなるか薄くなるかだけです、最終的にはかなりウェザリングされる予定ですしその段階で、細かい色が追加されて行きます。といってもこれらの缶スプレーでほとんど塗りあがってしまいますので追加色はほんの少しです。今回初めてガンダムマーカーを使用してみる事にしました、極細スミ入れ用マーカーは便利なので以前から使っていましたが、パーツのエッジにゴールドラインを入れるのに硬いペン先のマーカーなら簡単だと思い使用しました。なるほど便利、細いラインが簡単に引けます、おかげで調子に乗ってあちこちやり過ぎて、再塗装をした状況は前回、報告したとうりです。

塗装する全てのパーツ

塗装するために仮組を全てバラします。説明書逆読みで解体して行きますが、どうなっているのか一瞬で理解出来ず、下手なところに力を入れてパーツを折ってしまう事故が毎回の事なのですが今回も何か所かありました、かってな思い込みで判断して失敗しています、説明書ちゃんと読めよ!状態です。
それにしてもバラすとHGとは比較にならないくらいパーツ数が多いです、なのでここは色ごとにグループ分けして、まとめて一気吹きにします。

色分けグループの塗装

まずは、サフ吹き、キットのパーツ色が、原色の赤や青、それに白などの下地としては、最悪のメンバーなので、シルバーに一定の統一感を持たせるためにもサフで色をつぶしてしまいます。でも考えてみるとキットのカラーを下地にしてシルバーを吹いてもそれなりに変化のあるシルバーになるのかも知れません、今回はシルバーの微妙な変化がテーマなのですから、その方がおもしろいのかも知れません。とにかくこの時点で机の上は大混乱です。

基本色ライトガンメタルグループ

ベースにライトガンメタルを使う部分のグループです、ほとんど関節や内部構造で最終的な露出の量は少ないのですが、この上にさらに色を乗せたりしますので、吹く部分としてはかなり量があります、ということで一気に吹いてしまいました。他のグループもまとめておいて一発でザックリ終わらせてしまいます。

シルバーメタル部分チッピング

基本的な色が各パーツとも塗りあがったので、白っぽいメタル部分特に関節などに、最初のウェザリングで墨入れを行いますその後シルバーでチッピング、また少し濃いめのシルバーで部分的に色分けしています、このシルバー関節部分はかかとや、腕で、ここで重い金属っぽさが出ないと、おもちゃのままになってしまいます。今回のガンプラアニメーションではガンプラでありながら、CG表現のアニメなどに見られるリアルさも出したいと欲張っていますので、ここいらは手を抜きません。ぼかし筆と微妙な調色でせまっています、時間がどんどん過ぎてタイムアップです。

ということで製作#12へ続きます。