■腕部分の可動

いよいよ可動部分の製作にかかります。まずは腕の部分からです。ガンプラではポージングがかっちり決まるように各関節部分は、きつめに設定されていますが、このフルメタコンタクトでは、それとは逆に全ての関節が軽く動かなければなりません、なにしろそのまま動きを記録してアニメーションに再構成するのですから。ということで関節のつなぎ部分をばらしてスムーズに動くようジョイントを作り直します。

ガンプラを可動させるイメージ、人形劇と同じ発想です。

アニメーションといっても基本は人形劇の動きと同じで、主要各部分につないだジョイント棒を動かしそれらしく見せようというのです。でっ最終的にデジタル処理でこのジョイント棒をマット処理で消してしまおうと考えています。では通常のガンダムポージング世界から大幅に外れて加工に入ります。

肩の内部構造、作り変え

説明図の中にあるPC(軟質プラ)部分を取り除き軽く動くようにプラパイプで作り変えます。これをジョイントするのは3mmのビスです強度的にこれくらいないと激しい動きには耐えられないと思いますので。

肘の関節修正

肘は関節をしめているPCパーツを取り除くことで簡単に軽く可動します、すべてがこういくと作業も楽でいいんですが、そうもいきませんね。

腕の可動状態

手の部分にジョイント棒として真鍮線を取り付け動かしてみました、予想どうり軽く稼動します。この状態はひじのみと胴体と肩の可動ですので、さらにうでの他の部分も同様に可動するように加工します。

肩から腕にかけての回転部分

ひじと肩は軽く動きますが、その肩から下腕にかけては、硬いままなのでこれもPC接続ではなく3mmビスに交換してしまいます。肩パーツに付いているジョイント部分カットこれに穴を開けてビスを通します。

肩から腕の再構成部分

腕の可動部分はこれで完成ですのでこれを組み上げて、本格的な可動テストに入ります。

可動テスト撮影用のセッテイング

胴体を固定しますが、全体は回転するようになっています。また手の中に真鍮棒を取り付け、これを可動させて動きをつけます。真鍮棒に白いテープが巻いてありますがこれは、画像処理ソフトに位置情報を与えるためのマーキングです。背景はグリーンバックで透過させてしまいます。

YouTubeにアップした可動テスト動画、クリックして下さい。

出来たテスト動画がこちらです、秒数が長いので(本編では基本数秒(あまり長いとボロが出ます)というところですが、これはテストなのでいくらか長めです)細かい修正がかなりいい加減なんですが、取りあえず動きがどう見えるかがメインですので、目をつぶって下さい。動画で見る限りかなりスムーズに動いていると思います。これで部分的な動きに関しては、どうにかなるでしょう、これに足や頭が付いて全てが動くとなると、う~んどうなんでしょうかなり大変そうです。とにかく今度は足の可動部分製作にかかります。細かい部分には目をつむって前に進まないとアニメーションは、いつまでも完成しませんので。

次回脚部の可動製作#5に続く