■ウェザリング-汚し

全体塗装も先が見えてきたので、ここからは少しづつ汚し塗装、ウェザリングを行ってゆきます。今回製作しているこのタイタスタイプSが、動き回る舞台は、海底に沈んだネオ東京という事になっています、陸上ではないので、汚しといっても泥やホコリがついているということでは無いので、どちらかといえば船の水面下の汚れ方に近いと思います。主役のタイタスは、度重なる戦闘であまり修理をしているヒマがなく結構ボロボロ状態ということを、前提にウェザリングの方向性を考えるんですが、思いつくのは船の船底についているサビくらいしかありません、とはいってもサビだらけというのも、未来の最新の金属で作られたモビルスーツが、そう簡単に錆びるとは思えないし、その汚しレベルを決めるのは結構難しいと思います。なので少しづつ汚して状態を見ながらやって行こうと思います。

デカール貼り

汚しのレベルがまだ決まらないのですが、ベースは作ってしまわなければ、ということでこのところ悩んでいたデカールを貼ってしまうことにします。何を悩んでいたかといえば、このアニメの設定では、モビルスーツのメンテナンスはすでに人間がかかわる事が無くなっています。そうなると機械が修理する際に、機体に記載される警告文や、注意書きを見ることなどなく全てデジタルのやりとりで進むはずです。同様に人間がメインなら機体番号なども必要でしょうが、人間がいない戦闘に機体表面のマーキングはあっても意味がありません、という事はこのモビルスーツにデカールで注意書きやマーキングは要らないということになるのですが、デカールがないとなんとも寂しい仕上がりになるので、どうしようか悩んでいたのです。でもやはりMGサイズなので最小限のデカールは、カッコつけにも入れることにしました、でっ貼ったのが肩に付く警告マークなんですが、これは警告マークでは無く階級章のつもりで貼りました、そのうち汚しの際にかなり薄くなってかろうじて見えるレベルなんでいいでしょう。他には付けませんし。

腰周り装甲スカート

腰の周りに付く装甲です、これはシュピューゲルの物で無くてもいいかな程度なんですが、タイタスの腰前に付くガードがあまりにも小さいのでシュピューゲルのものと変更する際にバランスをとる為付ける事にしました。でもただ追加するだけでは面白くないのでプラ波板とプラ板でささやかなディティールアップです。

足首のカバー

靴の上に付くカバーをタイタスのパーツとシュピューゲルのパーツで合成したものを、単純に接着しようと思ったのですが、これがまったくうまく行きません、さんざん仮組みして合わせたはずなのになんででしょう?接着剤はすでにつけ過ぎで周囲からあふれて、塗装を汚しているしそれでも原因がつかめません???バラしてみても不明です何度かあちこち削っているうちに中に残ってしまっているジョイント部分のでっぱりが原因でカバーが浮いてしまい接着剤が付かなかった事にやっとこさ気付きました。この為やたら時間を食いました外側から見ると何の事は無い単純な接着でしたが、違うキットの合成という事で起こる悲しい事件でした(?)

装甲スカート裏側

先ほど追加ディティールアップした装甲スカートに塗装してしまいます。これを塗ってしまうと後に残るのは胸の部分のみ、さっさと塗ればいいのですが、胸の部分はまだ、塗り分けの仕方が決まっていません、取りあえず他の部分を塗ってから全体を組み合わせそのバランスでシルバー部分と黒鉄色の分量を決めようと思っていますので。ということでこの装甲スカートが乾燥したら本格的にウェザリングに入ります。

乾燥後の作業は次回製作#14に続きます。