ムービーの中でガンダムを制御するコンピュータコアです。このコアは、14歳の少女の記憶を持っている設定です。またこのコアはコンピュータ本体だけの言わば移動可能な頭脳なので、このコア自体を別のMSに乗せ換えて状況に応じた戦闘が可能になっています。
なので、これから先フルメタコンタクトのアニメーションムービーがシリーズで作られて行く際に、このコアが次々違うMSに搭載されて新たな戦闘を経験してゆく事になるので、常にこのコアが出て来ることになります。ちなみに本体は中央の円形だけです。でっ、このキットなんですが、ガンプラとしてはこんなものはありません、実はこれMGグレードのRB-79ボールの中身(骨格部分)なんです。

コンピュータコアの元になった1/100のRB-79ボール

バンダイRB-79ボールパッケージ

この外側に関しては、別の作品で使用しておりキットの中身の部分がそっくりジャンクパーツ入りしていたのですが、今回フルメタルフルコンタクトのアニメーションムービーを製作するにあたって,どうしてもコンピュータコアが必要になり思いついたのが、ジャンク入りしていたこのボールの中身でした。

■RB-79ボールとしての組み立て写真と、流用して作ってしまった深海工作潜水艇

中身外観と外側を流用した潜水艇

このキットは出来があまりに素晴らしく中身を素組しただけでも完成度の高さが見え、本当にもったいない話でしたが、今回やっとそれが日の目をみます、しかも中身の骨格としてではなく立派にその外観が必要なのです。またこのムービーのサブタイトル「MACHINE WITH LONELY CORE」で、そのものズバリこのコアが重要な役回りになっています。

■メイクアップされたコア

RB-79ボールの中身(骨格)、ですが今回はこれが主役

簡単に塗装して、といっても黒鉄色とライトガンメタルで主要部分を塗り、シルバーでチッピングして使用感を出しています。追加工作としては下の部分に細い配線の束がありますが、これは全く見えなくなってしまいました。ムービーの最初と最後はこのコアのアップがありその時に存在感があればいいかなと考えていますんで。

コア正面から、というかこちらが前になります。

こうして見るとこれがRB-79ボールだとは、作った人は解るでしょうが、そうでない人には、言われるまで解らないと思います、これで映像処理ソフトにかかってこの記事のトップにある場面になるとこれぞ!コピュータコアだと自己満足しています。

■コアの付属品

PC用の故障したビデオカード(?)

なんでここにコンピュータ用グラフィックビデオカードが出現するかと言えば、コアはガンダムの体内で極低温状態にありその低温を作る為に各種の冷却装置が必要で、それらしいものは無いかと物色した結果ここにたどり着いたのです。グラフィックカード自体冷却のためにヒートシンクやファンを持っているので、このコアに付属する小道具として最適です。

台座になるバラしたファンとコア

取り外したファンの上にコアを乗せて完成です。ちなみにこのグラフィックボードは別の記事の中でも使われています。

記事Story#2コアとモビルスーツの中で使用したヒートシンク部分

コアの下にある金色のパイプの元がグラフィックボードのヒートシンクでした、ムービーの中で何回か出てくる予定のコアですが、その度にいろいろ手を変えてこのビデオカードのバラし部品を使うつもりです、コアの引き立て役としてはかなり気に入っていますんで。ここまででコアの紹介は終わりです次回は、ガンプラではありませんが、このコアが持っている14歳の少女の記憶、形は無いのですが(記憶なので当たり前ですが)イメージとしてコアと一緒に出てきます。その少女について書いてみようと思っています。

ハートコア#2 コアの中の少女へ続く