ガンプラ製作といえばまず、主役のガンダムさんなんですが、個人的にこのズゴックEがお気に入りなんでこちらから製作を開始します。しばらくガンダムさんにはお待ちいただきます。
それではズゴックEパッケージ写真です、お断りなんですが、基本的にこのサイトに表示する著作権が発生しそうな物に関しては、画像そのままではなく若干(?)修正を加えて掲載しています。

HGズゴックEパッケージ写真

▲HGズゴックEパッケージ写真 本当はもっとおしゃれです。

パーツPhoto

▲HGズゴックEパーツ類

HGズッゴクEのパーツです、HGシリーズならこの位の数なんでしょうね、モールドはシャープ、成形の抜きも見事なもんです。さすがバンダイクオリティー!

HGズゴックE 仮組み

▲HGズゴックE 仮組み完成

ランナーからサクサク切り離して、説明書とうりにパチパチ組み上げて、仮組終了。たいして時間もかからず、手こずったといえば、腕の爪部分、爪を閉じて腕に組み込もうとすると最初うまくはまりません、何度か広げたり少し閉じたり爪を調整しつつやっているうちに突然パッチと組みあがります。あれ!何で入ったの?と不思議です、よく解りませんが余り詮索せずもう片方も、閉じたり広げたり何回かやっているうちにはまりました。ここいらあたり方法があるのなら説明書に書いてくれると助かるんですが。

HGズゴックE各部パーツ分解

▲各部パーツ分解

でっ!仮組で全体像を確認して、追加工作の部分を見極め塗装の順序を決めます。その後全てをバラシて細部の工作に入ります。

HGズゴックE合わせ目けし

▲合わせ目けし部分

まず合わせ目消しなんですが、目立つところは、ほとんどありませんうまくモールドの一部になるようパーツ分割されているので、下手に手を加えるとそのモールド感が消えてしまいます。なので必要最低限の処理になります。

HGズゴックE爪カバー部分

▲爪カバー部分

少し驚いたのはこの爪の部分です。最初これは確実に合わせ目消しでパテ処理だと思っていたのですがよく見るとこの合わせ目部分は細い溝状にモールドされて合わせた時にしっかり溝のモールドになるように作られていますその上に付くスリットも違和感が無いようにピッタリ合うようになっています。

HGズゴックE カバーモールド処理

▲カバーモールド処理

エッジ部分をデザインナイフでシャープにしてやると、多少大げさですが、モールド感を主張する仕上がりになります。

HGズゴックE モールド処理完成

▲モールド処理完成

この金型技術とデザインセンスには、ビックリです。気にしなければそのまま組んでしまうところですが、ふと気づくと感動モノの発見がありました。それでもガンプラを幾つも作っている人から見れば、当たり前のことなんでしょうけど。ガンプラ経験の無いモデラーには驚きなんですよ、なんっつても外国産のや古いキットでさんざんバリやひけ、それに変形による不整合などなど泣かされて来た身としては。

HGズゴックE 合わせ目処理終了

▲合わせ目処理終了

とにかく、他の合わせ目消しを行います。両足の膝部分、腰のパーツの合わせ目、そして肩パーツの部分とこの位で終わりです。ナイフとヤスリでほとんど充分なんですが、さらに薄く光合成パテで処理しておきました。

HGズゴックE 全体塗装

▲全体塗装

塗装は3色です、基本のグレイとガンメタル、そして黒鉄色。スプレーであっという間に終わりです。塗装に関しては、通常の指定色ではなく、個人的にムービーのシナリオに合わせて配色してあります。今回のムービーの背景は海底でこのズッゴクEは基地防衛の為に周囲に配置され体をほとんど海底の泥に埋めて警戒態勢をとっている想定です。話はそれますが、このズッゴクEは何となくあの横歩きのカニを連想させます、というかカニをベースにデザインされたのではないでしょうか?だからと言う訳ではないのですが、警戒態勢で泥に埋まっているのはピッタリだと思うんですが、私的に。最初はこちらもカニを意識して濃い赤系の色合いにしようかとも思ったんですが、レーダーなどの電子機器での索敵が出来ない状況化が舞台なので、光学感知による確認では余り目立つ色彩はまずいので赤は却下、迷彩パターンもありかなとも思うんですがそれもどうかと、結局、明るめの色合いはさけて地味なカラーでコーディネイトしています。

HGズゴックE ウェザリングその1

▲ウェザリングその1

塗装が終了したところで、再び組み上げ、これからがこのキット製作の楽しみウェザリングです。ムービーの中では画像処理でさらに加工するんですが、この段階での汚しが決め手になるので、凝りまくります。まずは全体にスモークを吹きかけます、サックリといくはずでしたが、途中でスモークスプレーが無くなりました、無理して何とか吹こうとしたら塗料が粒状になってブワッと噴き出し大きな斑点になってしまい。マズったと思ったのですが、よく見るとこの粒状の斑点中々味があるじゃないですか、ウェザリングの新しいタイプ発見です(?)なので全体に塗料がなくなるまでゴリ押しで吹いて付けてしまいました。

HGズゴックE ウェザリングその2

▲ウェザリングその2

次はチッピング。使用感を出すため塗料が剥げて下の金属下地が傷のように見えているのをシルバーで表現します。ぼかし専用のハセガワから発売されている熊野筆で極少量を軽く書いて行きます。ペーパーパレットで筆の塗料をふき取りかすかに色が出るくらいです。
ラッカー系の塗装はここまです。この塗装の上に艶消しコートを吹きかけてスモークで、てかった色を抑えます

HGズゴックE ウェザリングその3

▲ウェザリングその3

これにエナメル塗料のダークブラウンと艶消し黒を薄く溶いて各部分に墨入れします、ウォシュイングも考えましたが、そこまでの必要性は無いと判断しました。

HGズゴックE ウェザリングその3

▲ウェザリングその4

最後の仕上げのメークアップです。タミヤのウェザリングマスターの各セットで、金属汚れ、錆、泥汚れなどを追加して行きます。ただ今回のムービーシーンの舞台が海底の設定なので、泥汚れは海水である程度落ちてしまうだろうし、あまり露骨につけてもリアル感を損なうので極力抑えて表現しました。

これで完成、ちなみにモノアイの部分は黒く塗りつぶしてあります、これは映像処理で動くモノアイをつけるためです。

HGズゴックE ▲完成その1

▲完成その1

HGズゴックE ▲完成その2

▲完成その2

HGズゴックE ▲完成その3

▲完成その3

HGズゴックE ▲完成その4

▲完成その4

この最後の1枚は映像処理をしてあり、ムービーの中に出演する時は、この感じになります。

モビルスーツはやはり下から見上げるのが一番です。キットだとどうしても上からの目線でみてしまうのでスケール感がイマイチです。ムービーの中ではこのHGサイズをどう大きく見せるのかがカギでCGには無いスケール感を出すつもりです。それと背中に背負う推進パックは、定位置警戒態勢ということで装着していません。
と言うことで、ズゴックEは完成です。これは私のガンダムスタジオ1号機でズゴックEに関してはもう1機HGシリーズを購入してありますので、、そちらはまた違った雰囲気で塗装しようと考えています。とにかくズゴックEは、ここまでです次は、このムービーの主役ガンダムタイタスとシュピューゲルを合体させたシュピューゲルタイタス、ネーミングはシナリオの中ではタイタスSタイプにしていますが、そのHGサイズ製作の記事です。

次回ガンプラ製作#3 タイタスSタイプ(?)そんなのないけどの製作に続きます。