■胸部分の改造

イメージ画をもとにMgサイズのシャア専用ズゴックを改造します。最初に一番大きな変更点である胴体胸の部分を厚く、緩いカーブをつけた形に成形です。
絵で描く分にはそれこそ一瞬ですが、プラモで作るとなると加工技術と経験値が少ない自分としては何通りかの方法のうち選べるのは悲しいくらい少なく。この緩いカーブを表現する為に盛りパテでべったりと塗りたくってヤスリで少しづつ削りだしてゆくか、又はプラ板で成形するかのどちらかになります。盛りパテはあの独特の匂いがイヤだし、削りカスがあちこち舞うのもNGです。としたらプラ板成形になりますが、型紙を作るのに少しづつカットして、現物合わせで調整して、プラ板を切り出し合わせてゆく、これもかなり忍耐力のいる作業になります。キャラの製作に時間をかけるより動画の製作に時間をかけたいと思っているのでこの時間的に先の見えない作業はなるべくしたくないのが本音ですが、盛りパテいやならこれしか無いじゃないですか、あきらめて始めます。でもど~してこう決断がおそいのでしょうか?

ボール紙で型紙を現物合わせで調整

柔らかい紙で大まかな形をとってキットに合わせ調整これの繰り返しで出来た最初の型紙を元に少し厚めの紙にトレースしてキットに合わせマスキングテープで仮止めして接着面の確保のためのスペーサや補強材の確認をします。

プラ板切り出し

厚いボール紙での調整と確認が終わったら、0.3mmのプラ板でパーツを切り出します、この段階ではパーツを片方2パーツの組み合わせで下側にはEタイプにあるようなエアインテークを付けるつもりでその形を抜いていましたが、強度的に問題があるのとエアインテーク内のスリットが全てアールをつけカーブさせなければならないことに気付き、その作業の面倒臭さにめげてエアインテークは波板プラ版をならべて表現することにシフト、このいい加減さが完成のクオリティを下げているのですが、最終的に全体で見た時にそこそこならばいいんでしかもアニメ動画で動き回っていれば、わからないでしょうから。

接着はしてみたけれど…

何だかんだやってやっとパーツの接着、右側は脇が甘く狙ったラインから1mmほどズレてしまい、左側は無理やりキットのラインにあわせたら上のパーツとの接着したカーブが微妙によれよれ、踏んだり蹴ったりです。

パテ修正鬼地獄

ここからはパテ修正の始まりです。時間短縮のためのタミヤ光硬化パテで少し盛っては削りの繰り返しでどうにか目指す緩いカーブに近づきます。盛りパテ程ではありませんが削りカスでペーパーヤスリや削り道具は真っ白です、でもどうにかイメージの範囲内にカーブが出来たようです。でも中央のコクピット入口付近の追加改造や、めげて簡単な方向に流れたエアインテークなどの追加工作をした後の全体のイメージはどぉ何でしょうか?サフ吹きしてみた結果が恐ろしいです。それもこれも原因はプラ版の厚さなのです、かなりカーブがつくので曲げやすさを優先して0.3mmをチョイスしたのですが、ここは曲げるのが多少辛くても0.5mmくらい出来れば1mm位のプラ版を使って熱で柔らかくして合わせるのが正解だったようです。接着したあとのパテを使った調整でプラ板が薄すぎて、軽くリューターでバフ掛けしただけで穴が開きました、それにカーブの微調整がほとんど出来ませんでした、無理してやるとすぐに貫通してしまいそのたびにパテで修正する鬼地獄でした。とは言ってもプラ板を熱で曲げる工作は過去に何度も失敗していますので、最初から却下でしたが。
次回は胸の部分の追加工作を書いて行きます、そう簡単に胸加工は終わりそうもありません。

ガンプラMgズッゴク改造#4に続きます。