■胸の部分のデコレーション

どうにか納得の行くカーブが出たので、この周囲に追加パーツを付けてそれらしく加工して行きます。本来はパイロットが乗るコクピットですが、今回は人間が搭乗するわけでは無いのでこの部分は隠してデコレーションしてしまうつもりであれこれ型紙を切って合わせて見たのですが、気に入った感じになりません、胸から胴体の腹の部分は形状が微妙に違うため面がつながりません、これを解決する為には複雑な多面体でやるしかなく、しかも小さい面の集合になりますそれって現代のステルス航空機的な型になりそうです。難しすぎます、何とかごまかせないかとあれこれ考えながら、結論がでないまま追加工作に入ります。

胸の脇を塞ぎます

最初に胸中心部の穴埋め作業です。ボール紙をあててトレースしたものにアバウトなラインを加えて切り出しそれを現物合わせして調整して形を出してプラ板を切り抜き、今回は0.5mmの厚さで接着面を確保、やはり0.3と0.5mmでは、ほんの少しの差なんですが強度に大きな違いがあります。接着部分に裏から補強のプラ棒を加えると今まで頼りなかったふくらみががっしりしてきました。

左右の合わせ目消しとデコレーション

胸の左右の合わせ目は両方があまり干渉しないように広めに開けてありましたが、これを隠します。薄い透明プラ板をあててザックリと形を描いてパーツを決めてしまいます。ここはアールがつきますので、0.3mmのプラ板を使用、流し込み接着剤でガッチリ留めてしまいます。

頭部を乗せてバランスを見ます。

胸の中心をプラ板で覆いさらにその上に波板プラ板を貼ってデコレーションその下のパーツは本来、コクピットの入り口だったものを逆さに貼り付けて、らしさを演出しました。仕上がりのバランスを見るために頭部を乗せて見ます。プラの地肌色がバラバラなので解りづらいんですが、形的には問題が無いように見えます。一回捨てサフでも吹いてみますか?

オリジナルのズゴックと並べて見ます。

胸に厚味をつけただけですがだいぶ雰囲気が違ってきました、これに頭部の窓を潰してスリット状のモノアイ用窓に変更すれば、進化したズゴックになるのではないかと予感させます、もちろんイメージ図とかなり近いと思います。次にその頭の改造に入るんですが、ここまでの作業は中身の骨格が無いモナカ状態でしたがそろそろ中身も作っておかないと頭部の改造作業は出来ません。窓わくの細い梁はすべてカットしてしまうので中身が無いと位置決めが出来ません。なのでまず胴体中身と腰の部分の骨格をサックリと組んでしまいます。次回はそこから始めます。

ガンプラMgズッゴク改造#5に続きます。